60歳になるのが楽しみ

 池波正太郎さんのエッセイを読んで、60歳になるのが楽しみになってきました。年金以外で歳をとるのが楽しみだなんて思ったことは初めてです。

池波正太郎 「一瞬の平安」より 1986年に書かれた短編より引用

  六十を過ぎると、あらゆる拘束が、あまり気にならなくなる。何とか切り抜ける知恵も若いときと違って頭に浮かんでくる。拘束を、たのしむ気分が生じてくる。肉体は、既に若さを取り戻せないが、心象の風景は、次第に自在な軽みを帯びてきたのだ。いつ、いかなる世にも「自由」は心象の中にしか存在しない。このことを真にわきまえるのは、やはり六十を超えてからということになるのだろう。(中略)

 ときに応じて、また身に降りかかってくる種々の事象に対して、わかいころにくらべると、おのれの言動を自在に操作できるようになった。また、六十をすぎれば、人事の不義理も世間がある程度は許してくれるようになる。(引用終)

 つかの間の老年の平安といったところでしょうか。いつ何時病魔に侵されて倒れる可能性もある老年期ですから。60歳になるのが楽しみになってきました。

 そういえば以前読んだ本に、女性は50歳を過ぎて70代に向かうにつれて生活の満足度が上がるということが書いてあったのを思い出しました。ちょっとこれは年齢に幅があるので当時は漠然としか感じられなかったんですが、過去記事に貼っておきますね。

フランス人の40歳からの生きる姿勢
https://nanten505.at.webry.info/201706/article_1.html

もう一つ過去記事ですが、池波さんの言う「自由は心の中にしか存在しない」似たようなことを私も考えていました。

幸せになるための条件
https://nanten505.at.webry.info/201910/article_4.html


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